2014年12月13日土曜日

生長の家の教育の“現代的展開” 子供たちに伝えよう-自然と人間の大調和


高校教諭のK.Oです。
                  

昨年死去した、ネルソン・マンデラ氏は人種や民族のちがいを越えて人種差別を撤廃し、世界中から尊敬されました。そして今、世界は地球環境問題に直面しており、さらに人間と他の生物との共存共栄が求められています。

 
今、一番必要な道徳教育、平和教育とは?

授業で太陽パネルの特性試験を行い、生徒がレポートに感想文を書いてくれました。「ソーラー電池の発電率にびっくりした。光はなくならないので、これを日本中にけちらずに展開すれば、どれだけの電力をまかなえるのか。原発が無くなったらこれだ!と思った。」(S.H
また、北見生命学園では、何故ノーミート料理をつくるのか?環境を大切にするとは?という内容の講話から、肉食の弊害について、動物を殺すこと・飢餓・森林減少等を学習しました。
 
今、児童・生徒に一番必要な道徳教育の徳目、また平和教育の内容は、「自然と人間の大調和」による自然環境保全の生き方=新時代の生き方であると思います。なぜなら、人間と他の生物との共存共栄は、愛を実践する生き方であるからです。例えば、動植物を大切にすることは、愛を深め「豊な心」を育んでくれます。リサイクルの促進は、ゴミや空き缶を拾うことで良いことをする、「愛の実践」になります。省エネルギーの促進は、「物を大切にする心」を養います。温暖化防止の努力は、「遠くの貧しい国の人たちへの愛」となるのです。さらに、自然との触れ合いは、生きる力とよろこびを与えてくれます。 

また、「自然と人間の共生」に基づく地球環境保全の教育が世界平和の根幹であると言えます。なぜなら、生長の家総裁・谷口雅宣先生が、「平和・環境・資源」の3つの問題はリンクしていると説かれているように、地球環境保全は平和と密接につながっているからです。 

生長の家総裁・谷口雅宣先生は次のようにお示しくださっています。 

化石燃料を使い続けることは環境にマイナスであるばかりか、資源問題を深刻化するとともに、希少資源をめぐる各国の奪い合いに発展する恐れもある。また、ツバルの例のように、環境難民を生み出す可能性もある。そういう意味で、「環境」と「資源」と「平和」とは皆、つながっているわけですよ。(『足元から平和を』谷口雅宣先生著202頁より)
 

今、一番必要な生長の家の教育とは?

 生長の家の教育に関する内容も、歴史があり素晴らしいものです。かつては反国家思想の横行する時代があり、それに対して愛国心や天皇様のご恩徳を説き、また親不孝の問題については親孝行を説いてきました。もちろんこれらのことは必要です。しかし、現代の児童・生徒を取り巻いている環境は変わってきています。 

例えば、君が代・日の丸についても、以前は戦争につながる等と言っては反対し、バイキンのように嫌う人もいました。今は変わりました。子供たちも教員も、自然に国歌・国旗として接しています。
 
今はもっと重要な問題が出てきているのです。地球が荒廃し人間のみならず生物が棲めなくなっていくこと。すでに絶滅種が多く数えられています。また、原発事故の未解決の問題等です。これらの緊急を要する地球規模の問題を解決することが、吾々の使命であり、教育の課題なのです。現代の子供たちに最も教えなければならないことは何か?今、一番必要な生長の家の教育とは何か?と考えたとき、総裁先生がお説きくださっている、「自然と人間の大調和」による新時代の生き方であると思います。
これが生長の家の教育の“現代的展開”だと考えます。 

「教員生活が楽しくなるブログ」へのアクセス数がこのところ急増し、国内外から、生長の家がはじめての方からも多くの関心が寄せられています。
今、世界の教育者の共通の諸課題を解決するために!!

                                                                                                                                                                                                K.O

5 件のコメント :

  1. 生長の家の教育の“現代的展開”とは、なるほどと納得しました。自信を持って自然と共に伸びる運動を伝えていきたいですね。

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  2. コメントありがとうございます。
    時代が変わり、子供たちを取り巻く環境も変化しています。
    教育も変わっていく必要があると思います。

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  3. 環境と資源と平和は連鎖していることは忘れてはならないことですね。今年になってフランスでテロ事件が起こりましたが、宗教間の争いが背後にあることが伝えられています。平和を実現するために、互いの教義を尊重し合い、教えの核の部分は同一であるという意識を多くの人に持ってもらいたいと思っています。

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    1. コメントありがとうございます。その通りですね。万教帰一、「結び合う」生き方ですね。多くの人々に多くの国々に弘めていきましょう。

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