小学校教諭のY・Sです。
今日は学習指導のコツを1つご紹介します。算数というと,苦手意識をもつ人が多いとよく聞きますが,本当はとてもおもしろい教科です。そこで,子ども達を算数好きにさせる「魔法の数字」を次に挙げます。
25・100,4・125,8・1000
これらの数字並びをを見てピンときた人は「数学者」です。小学校3年生になると2桁同士のかけ算,割り算,4年生になると割り算の筆算を学習します。そこで役に立つのが上記の数字です。
25は100の約数で,100の中に4つ含まれます。数直線でイメージしてみてください。これに気付けば,25×4=100,100÷25=4とすぐに暗算ができます。これをもっと応用すると,
125×8は分配法則を使って,(100×8)+(25×8)=800+(100×2)=1000という暗算が可能です。子ども達には,「先生と計算の競争をしよう。」といって,125×8,1000÷125,などを即答すると,「え,何で?!」という驚きからすぐに食らいついてきます。そこで上記のような数の関係を説明すると「なるほど!」と感心してくれます。そして最後に私はこうまとめます。
「算数というのは,別に難しい勉強ではないんだ。数という無限にあるものをどうやって楽に,分かりやすく使うかというゲームみたいなものだ。」と。数学が専門の方には異論があるかも知れませんが,子どもを算数好きにさせる1つの技術としてご参考にしてください。
このブログは、保育・幼稚園、小学、中学、高校、大学、学習塾で、子どもの可能性 を認め、引き出す教育を実践している7名の教育関係者によるブログです。それぞれ の成功や失敗の事例を交えながら、教育課題の解決方法を分かりやすくつづっていきます。
面白いですね。こんな興味は僕は受けたことがないです。
返信削除山本さん,いつもコメントありがとうございます。
削除昔はこういう計算の「法則」を自分で見つけたものでしたが,今は教えてあげる必要があるようです。「素数」の話なども子どもは興味をもって聞きます。