2014年3月30日日曜日

「神なき知育は智慧ある悪魔をつくることなり」

小学校教諭のY・Sです。
 


 表題の言葉は、私の母校である大学の工学部玄関に掲げられています。ガリレオ・ガリレイの言葉とか、聖書の一節という説がありますが、詳しい出典は不明です。
 その意味を学生時代は理解できなかったのですが、教職の現場を20年以上経験した今、少し実感できるようになってきました。その大意は次の通りです。


「人間至上主義的・科学万能主義的な考え方や教育が、人の姿をした悪魔をつくっているのではないか。科学技術を学ぶ者も、人間を超越した存在を知り、神を畏怖する心を持った人でなくてはいけない」


 
 実はこの言葉私たちの世代が心を躍らせて毎回見ていた「ウルトラシリーズ」(円谷プロ制作)の第3弾、「ウルトラセブン」第18話の中にも出てきます。以下、引用です。




キリヤマ隊長:
「疑似空間を作り出すなんて恐るべき宇宙人だ。こんな言葉を知っているか。神なき知恵は、知恵ある悪魔をつくることなりどんな優れた科学力を持っていても、奴は悪魔でしかないんだ」


ダン隊員:
「隊長、知恵ある悪魔から地球を守る我々の任務は、非常に重大という訳ですね」
                                  ※下線はY・S


 
 私はこの「智慧ある悪魔」を侵略宇宙人ではなく人間に擬えているように思えてならないのです。私たち教師は決して「智慧ある悪魔」をつくってはなりません。そのためにはどんな教育理念が必要なのか。模索していきたいものです。

2014年3月22日土曜日

教育の一切の問題は必ず解決する!

高校教諭のK.Oです。

 春4月、学校は新学期がはじまります。吾々教師は新たな気持ちで、生き生きと喜びと感謝のこころで生徒を迎えましょう。
 

志を高く!強く!
 
 私は高校時代に大きな悩みを持っていましたが、生長の家によって救われました。青年会(生学連)運動に参加して、愛を実践したからです。多くの人に真理を伝える伝道の愛行です。悩みが消え、人生に光が与えられました。 

今も「生長の家を多くの人に伝えよう。学校を光明化しよう」との決意が私の志です。年度始めにあたり、教師としての志(理想・目標)を高く掲げ、力強く実践しましょう。正しい志が教員生活の大きな原動力になります。
 
   

善一元の神への信仰を深めよう

 学校現場にいて、生徒のことや授業のこと、また同僚のこと等、様々な課題や問題に出遭いました。中には大変困難なこともありました。何とか乗り越えることができたのは、「人間は神の子である。問題は必ず解決できる。出来る問題だけ与えられる」という、み教えがあったからです。

その自覚を深めるために神想観・聖典拝読(聖経読誦)・愛行の三正行を徹底して実践しました。さらに「生徒や同僚が、また分掌の仕事が自分を生長させ鍛えてくれる」と、光明面を見て感謝をしたのです。“日時計主義(*)”の生き方です。恐怖心を捨て、積極的に取り組むことが出来ました。

生徒の実相を祈りましょう。「生徒は神の子である。必ずよくなる。すでに素晴らしいのである」との信念が肝要です。

生長の家創始者・谷口雅春先生は、『生命の教育』の中で次のようにお説きくださっています。

子供を礼拝せよ。子供のうちに埋蔵された才能の宝を拝み出せ。信じよ。なんじ癒えたりと信ぜば病も癒えるのである。いわんや、あなたの子を信じて、あなたの子が善くならないということはないのだ。子を信ずるものは人の父を信ずるものである、神を信ずるものである。この信念が何より根本となるのであって、その信念から、いろいろの方法が、生まれてくるのだ。(同書、103ページ)

                                   K.O
* 輝く喜びの時刻のみを記憶し、語り、思い出す生き方

2014年3月15日土曜日

涙の卒業式

小学校教諭のY・Sです。


 昨日は勤務校の卒業式でした。卒業生はみな立派でした。式の最後に校歌を歌い出すと、卒業生も保護者も職員もみな涙が出てきました。でも、本当の涙はその後でした。
 式が終わると保護者代表(主に学年委員長さん)が必ず「謝辞」を述べます。その中の一言で会場が「感謝の涙」に包まれました。

 『・・・特に、3年前、あの激震の中で、一人も怪我なく全員無事に家へ帰していただいた先生方のご恩は感謝してもしきれません!・・・』

 子ども達の命を守ること、それは教師の最大の責務だとしても、それが果たされなかったかも知れなかった。それほど恐ろしいものだった。でも、幸い私たちはそれを果たすことができました。命懸けでやり遂げました!いろいろな想いが交錯して、みな涙を流しました。
 すばらしい卒業式でした。

2014年3月12日水曜日

私の「東日本大震災」記録

小学校教諭のY・Sです。


 あの「東日本大震災」から昨日で3年の月日が流れました。東北地方の太平洋側に住む私も被災した一人です。今日はその体験を記録した一部を載せたいと思います。


 
 『その日,2年生を担任してしていた私は「帰りの会」を終え,「来週はお楽しみ会だからね。」といって子供たちを下校させました。その約5分後,1人だけ5年生のお兄ちゃんを待って教室に残っていた女の子がトイレに行った時,小さな揺れを感じました。すぐにその子を教室に連れ戻し,机の下に避難させた直後,大きな揺れが襲ってきました。30秒くらい経った時,いきなりゴーッというもの凄い地鳴りとともに教室が東西南北に揺さぶられ,「これはただ事では無い!」と感じました。「大丈夫!先生が一緒だから大丈夫!落ち着いて!」と机の脚にしがみつきながら必死で恐怖に耐えている女の子を励まし続けました。その間,約3分はあったでしょうか。地震が少しおさまったのを確認し,すぐに女の子の手をとって校庭に避難すると,既に全校児童が地面にへたり込んで,泣き叫んでいる子もいました。学校に残っている児童の全員無事を確認後,下校した児童の安否確認に私は走りました。ブロックが崩れ,道路は至る所で割れ,倒壊している家屋もある中,全員の無事を確認して学校に戻ったのは3時半頃でした。その後の様子は報道等でご覧になった通りです。』


 
 今でもあの日のことは忘れません。私の町は津波が来ない内陸部ですが、3分以上も続いた「烈震」と「激震」にもかかわらず、子どもたちに怪我一つなかったのは、保護者・地域、そして何より「職員の和」があったからだと今でも信じています。
 「東日本大震災」亡くなられた方々のご冥福を祈りつつ。 合掌

2014年3月5日水曜日

K君の自己讃嘆ノートより

学習塾講師のA.Mです。
 
久しぶりの投稿です!
 
もちろん続いています、塾の生徒たちの自己讃嘆ノート 
 
『私は素晴らしい存在だから 自己讃嘆で未来を拓く
    希望実現のためのノート』

に 今日、K君が書いていた言葉をいくつか紹介します。

〇心肺蘇生の授業をしっかり受けた。
〇人を助けようと思う気持ちができた。
〇自分のいいところをさがせる。
〇家族のいいところをさがせる。
〇家ではみんな笑顔が絶えない。
〇お母さんの身長をこえた。

K君のノートを見て、私は幸せな気持ちになりました。
明るい家庭に恵まれ、心身ともに健やかに育っているK君の素晴らしさがあふれています!

私は、生徒のノートを読みながら、
全ての讃嘆に丸や花丸を書き、いくつか選んで、スタンプを押します。
「ありがとう」「おめでとう」「OK!」のスタンプです。
そして、最後の目標のところに、超ショートコメントを3つ書きます。
その3つのうちのひとつはいつも決まっています。

        叶う!

次回は、私がどんなコメントを書いているか、ご紹介いたします。
    (本当に超ショートですが(笑))