私の大学時代の専攻は「臨床教育学」いわゆる「カウンセリング」でした。そのころ,ようやくカウンセリングの理論が日本の教育現場でも注目され,導入され始めました。そして,私が今でも座右の銘にしている言葉が今日の表題です。
The way to do is to be.
ロジャーズ(カウンセリングの創始者)の言葉より
意訳すれば,「技術即人格」ということでしょうか。カウンセリングには技術も重視されますが,その技術の根本を支えるのはその人の「為人(ひととなり)」であるということです。さらに次のような言葉も学びました。
『道端で重荷を背負ってうずくまっている人がいれば,元気が出るまでつきあってやるのがカウンセラーだ。おのれ未だ救われざるに,他者を救わんと発願したのがカウンセラーである。まさにこれは「菩薩の行」である。」
人を思いはかること,子どもの心に寄り添うこと。そのためには,自分自身の人格をまず磨くことが大切であることを再認識しました。
参考文献 「心とこころのふれあうとき」国分 康孝 著 黎明書房 刊
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