2014年2月14日金曜日

叱り方のテクニック

小学校教諭のY・Sです。

 教師も人間ですから,時には児童・生徒の言動に腹を据えかねることもあるでしょう。思わず手を上げたくなることも。体罰は「教育基本法」でも厳しく禁じられています。また,人格を否定するような叱り方も今では問題になってしまいます。
 

 そこで今日は私が先輩の先生から学んだ叱り方のテクニックを2つご紹介します。


1 子どもが許せないような暴言を吐いたとき。
  教師:「うん?今何って言った?聞こえなかったからもう一度言ってくれないかな。」
  子どもに,自分でその善悪を判断させます。ほとんどの子どもは「ごめんなさい。」と言います。

2 1人を中心に悪ふざけをしていたり,騒いだりしていてすぐにそれをやめさせたいと  き
  教師:「○○ちょっと来なさい!」といって騒ぎの中心人物を呼んで,手を頭に軽く乗せ,その乗せた手の甲をパシリと叩く。(教師自身の手の甲です)呼ばれた子どもは叩かれるのを覚悟して来ますから,その時点でもう反省をしています。他の子どもたちは先生が怒って叩いたと思い,静かになります。その後シッカリお説教をします。

 子どもの行為に腹が立ったとき,ぜひ真似してみてください。教室内がうるさいときは,静かな子どもを見つけて,「おお!○○さん,立派だね!」と1人を褒めればみんなそれを真似して静かになります。
 
 

2 件のコメント :

  1. なるほどと、感心しました。特に1番はすごいですね。さすがです。暴言は暴言を呼んでしまうことが多いのですが、このやり方は、自分の理性で、相手の理性を呼び起こすことができる、素晴らしい手法だと思います。

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  2. 山本さん,コメントありがとうございます。
    これはあくまでも優しい語調で言うのがコツです。そうでないと,時代劇で悪役がよくいう捨て台詞みたいになってしまいます。(笑)

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